【死役所】 最新第8巻は涙無しには読めません!
2017年3月9日発売!死役所第8巻!!
【2017.08.10 追記】
2017.03.09. 第9巻が発売しました。
最新第8巻は泣ける!
いやあ、泣きました!
電車の中で読んだものだから、いい歳したオジサンがマンガ読んで泣いているという気持ち悪い感じになっちゃいました。
↓コミックス版
新潮社 (2017-03-09)
売り上げランキング: 335
「死役所」って何?って人はこちらをどうぞ
正直、こんなに涙腺刺激されたのは3巻の「カニの生き方」以来です。
「親」
特に子供を持つ親には堪らない話が2本も入ってます。
感動作のサブタイトル、一つ目は「親」
不妊治療でついに授かった我が子が常位胎盤早期剥離で死産。
胎児に意思はあるのか、愛はあるのか、それは死役所の職員でも分かりません。
子供を失って落ち込む女性に不思議な少女が語りかけます。
「まだいるよ」
「「ありがとう」って言ってる」
「「たのしかった」って」
「「おかあちゃんのところにこられてよかった」って言ってるよ」
お母さんには届かない、子供の声も書かれています。
「おかあちゃん すこしのあいだだったけど いっしょにいられてうれしかったよ だいすきだよ おかあちゃん」
とてもスピリチュアルな回でしたが、素敵な話でした。
胎児記憶があるのなら、胎児に意思や愛情があったって不思議じゃないですよね。
「理想の家族」
二つ目は「理想の家族」
こちらは感動というよりもただただ悲しく、そして自分がこうならないように自戒する話でした。
共働きの夫婦にとって、子供は重荷になりつつあります。
そして、そのことを子供も感じ取っています。
土曜日、朝起きるとどうも体が重い。
母は仕事に行きました。ドア越しに父の声がします。
「お父さんもちょっと出かけてくるから留守番頼むな」
今、不調を訴えたら、また看病で両親が喧嘩するかもしれない、それに今我慢したらきっと後で誉めてもらえる、そう考えて一人で我慢することを選んだ少年はインフルエンザで帰らぬ人となってしまいます。
死ぬ前に よく我慢したね 偉いぞって 誉めてもらって それで いっぱい心配してもらって 小さい頃に飲ませてもらったハチミツリンゴ生姜湯を飲ませてもらいたい
それが少年が最期に望んだ小さな小さな願いでした。
今、あらすじを書いていても涙が止まりません。
子供が小さい頃は心を尽くして子供と接していた親だったのに、どうして・・・と思わずにいられません。マンガの話なのに。
<2017.03.12 追記>
幼児期と児童期における仕事、家庭環境の変化から、要因を考えてみました。
死役所を読んだことが無い人にも、この第8巻だけは是非とも読んで頂きたいと思う最高の一冊です。
ポチ(。・・)σ