あなたの切り絵 ケバ立ってませんか?
先日、当ブログに初めての読者様が!!
驚きのあまり、部屋で「うほーーーーーーーー!!」って
ゴリラのような歓喜の声を上げてしまいました。
きっかけがどうやら先日のノウハウ記事だったようです。
調子に乗って「切り絵のコツ」カテゴリを新設してしまいました。
今日は前回の続きになります。
切り絵は図案まで決まったので、次回更新で新しいものを
紹介できる……予定です。
切り絵のケバ(毛羽)立ち
前回のテーマはデザインナイフ、道具についてでした。
今回は、その道具をどう使うか、基本技術についてお話します。
上の画像、いわゆる「ケバ(毛羽)立ち」ですが、
切り絵を始めた頃は結構頻繁にやっちゃいます。
ケバ立つ理由は簡単で、
図の赤丸部分がしっかり切り離せていない状態で、
引っ張ってしまう(千切ってしまう)とケバ立ちが出来ます。
ケバ立ちへの対策
単純な話、しっかり切れば綺麗に切り離れますので、
ケバ立ちは起こりません。
ではいかにして綺麗にコーナーを切り離すか、です。
切り止め
前回少し触れましたが、切り絵ではナイフを
紙に対して直角に使用するのが基本です。
とはいえ、切るときに手を引くため、どうしてもナナメになります。
ナナメになると、刃の先端の接地面が少なくなります。
その結果、
自分が想定している場所まで切れていない
という現象が起こります。
これを防ぐのが切り止めです。
切り終わりに、刃を再度紙に対して直角にし、
目的の場所まで切り進めるのです。
クロス切り
いやいや、とは言え、下絵の下にある黒紙がどこまで切れているか
正確に測るなんていきなり出来るものではありません。
そこで重要な技がクロス切りです。
図の矢印を見てください。
左はキッチリラインに沿って切ってますが、
右は少し行き過ぎて、切断ラインがクロスしています。
切り絵のカットラインはほとんど目立ちません。
従って少し切り過ぎるくらいが丁度よいのです。
但し、細かい作業区画でやると、切り離してはいけないものが
さよならbyebye してしまうので、使いどころにはご注意ください。
パーツ切り
最後に、技術というよりちょっとしたコツですが、
覚えておくだけですぐに実践できる切り方があります。
上の図、白い部分を切り出すときに、どのように切り出しますか?
上の図の赤線、綺麗に線に沿って切り出してますが、
これだと高い確率でどこかを切り損ないます。
複数個所切り損なうと、どこを切り損なったのか探すのも面倒です。
そして、つい引っ張った結果、ケバ立ちます。
こういう図を切るときは慌てず、落ち着いて、
上の図のように、切り出す部分を
いくつかのパーツに分けて、細かく切り出します。
今回は5つに分けましたが、別に10に分けてもかまいません。
今回の記事はここまで。
切り絵を始めたての人は是非ご一読ください。
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